ポケモンカードバトルでは、ポケモンがどく、マヒ、やけど、ねむり、こんらんといった特殊状態になることがあります。
今回の記事では、そんな特殊状態の中で「ねむり」をピックアップして丁寧に解説します。
ポケモンカードのバトルにおける、「ねむり」のルール、回復する方法、「ねむり」を使うおすすめのポケモンカードなどを書いていきます。
特に「ねむり」は「マヒ」と似ているところもあるので、両者の違いについても触れていきたいと思います。
ポケモンカードを始めたけど「ねむり」の効果や治し方をイマイチ把握できていないという人はこの記事を読んでおけば「ねむり」のルールをマスターできます。
ポケモンカード「ねむり」になるとどうなる?効果は?
ポケモンカードのバトル中にバトルポケモンが「ねむり」状態になると、回復するまでわざと「にげる」といった行動を封じられます。
なので「ねむり」になった場合には、回復しない限りは何も行動できないことになってしまいます。
またバトルポケモンが「ねむり」状態になった場合、そのポケモンの持ち主はポケモンチェックのタイミングでコインを投げます。
コインが表なら「ねむり」状態から回復、コインが裏なら「ねむり」状態が続きます。
なお、ポケモンカードのバトルでは、「ねむり」になったらそれを示すためにそのカードを横向きにします。(遊戯王でいう守備表示の状態にします)
「ねむり」と「マヒ」の違い
「ねむり」と「マヒ」はポケモンカードの特殊状態の中でも、行動を封じられる効果を持つ点で共通しています。
しかし、「ねむり」と「マヒ」には当然ながら違いもあります。
具体的には、「ねむり」状態はポケモンチェックの度に毎ターン自然回復する可能性があります。
一方で、「マヒ」は自分のターンが1回終わるまで自然には回復しません(自分のターンが終わった後のポケモンチェックで治ります)。
「ねむり」はすぐに治る可能性があるけど、コインで表が出なければずっと続いてしまうというのが特徴です。
「マヒ」は1ターンで勝手に治ってしまいますが、(対策されなければ)確実に1ターン時間を稼げるので「ねむり」よりも使い勝手が良い印象ですね。
ポケモンカード「ねむり」の治し方
それでは、ポケモンカードバトル中に「ねむり」状態になったバトルポケモンを回復する方法について説明します。
さきほど書いたように、「ねむり」状態は自分、相手のターン終了時のポケモンチェックでコインを投げて表なら自然回復します。
しかし「ねむり」を次の方法でも治すことができます。
それでは「ねむり」の治し方を一つずつ説明していきたいと思います。
ポケモンチェック時にコインで表を出す
さきほど書いたように、「ねむり」はポケモンチェックでコインを投げて表を出すと自然に治ります。
コインで裏が出るとそのまま「ねむり」が続くのですが、毎ターン終了時に50%の確率で自然回復するので割と簡単に治ります。
ただ、コイン運が悪いと
もしも自分のバトルポケモンが「ねむり」状態になったら、次に紹介する回復方法を駆使して対処していきましょう。
ベンチに下げる
「ねむり」になったバトルポケモンをベンチに逃がすことができれば「ねむり」状態から回復します。
ただ「ねむり」になると「にげる」が使えなくなるので、他の方法でベンチに逃がすことを考える必要があります。
例えば、「ポケモンいれかえ」や「あなぬけのひも」などのグッズカード、「とりつかい」などのサポートカードといった入れ替えカードを使えば、バトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えて「ねむり」を回復できます。
進化させる
ポケモンカードのルールとして、ポケモンが進化すると状態異常はすべて治ります。
「ねむり」状態になったバトルポケモンが進化前のたねポケモンなら、進化することで「ねむり」から回復できます。
進化できるたねポケモン限定の方法にはなりますが、万が一バトル場のたねポケモンが「ねむり」になったら、「ハイパーボール」や「しんかのおこう」などを使用して進化ポケモンを持ってくるとよいですね。
状態異常回復カードを使う
ポケモンカードの中には、「ねむり」を含めて状態異常を回復できるカードが存在します。
例えば、次のようなカードを使用すると「ねむり」から治ります。
ポケモンセンターのお姉さん(サポートカード)
なんでもなおし(グッズカード)
ガラルギャロップ(ポケモンカード)
「ねむり」は勝手に治る可能性も結構ありますし、進化やベンチに下げるという方法もあるので、わざわざ状態異常回復カードをデッキに入れる必要性も高くはないですが、、、
一応「ねむり」などの状態異常を回復できるカードがあることは頭に入れておきましょう。
ポケモンカード「ねむり」の重複など細かいルール
「ねむり」になった場合は行動不能になり、毎ターン終了時のポケモンチェック時にコインを投げて表なら回復、裏なら継続というのが基本的なルールです。
「ねむり」で行動が制限されるといっても、「わざ」と「にげる」ができなくなるだけで、特性は使うことができます。
また、「ねむり」状態は、「どく」、「やけど」とは重複しますが、「マヒ」、「こんらん」とは重複しません。
「ねむり」と「マヒ」と「こんらん」は重複せず、新しく受けた状態異常が優先されて上書きされます、
例えば、「ねむり」の特殊状態であるポケモンが「マヒ」になると、「ねむり」がなくなり「マヒ」だけになります。
ポケモンカード「ねむり」を使うおすすめカード
ここからは、ポケモンカードバトルで「ねむり」を使うポケモンカードを紹介します。
「ねむり」は他の特殊状態と比べるとあまり使う機会が多くはありませんが、うまく利用できれば結構いやらしいデッキが作れますよ!
ゲンガーV
「ゲンガーV」は無条件で相手バトルポケモンを「ねむり」にするわざを持つポケモンです。
わざの「くろいまどろみ」は悪エネルギー2個必要ですが、相手バトルポケモンに40ダメージを与えてさらに「ねむり」状態にします。
「ゲンガーVMAXデッキ」を使う人は結構多いのですが、その進化前の段階で「ねむり」を駆使して時間稼ぎもできるのでとても優秀。
なお、「ゲンガーV」は、ハイクラスデッキ「ゲンガーVMAX」や「スタートデッキ100」に収録されています。
ガラルバリヤード
「ガラルバリヤード」は低エネで確定ねむりわざを使うことができるポケモンです。
「こごえるかぜ」というわざは、エネルギー1個で使うことができ、相手バトルポケモンを確実に「ねむり」にすることができます。
簡単に相手バトルポケモンを「ねむり」状態にできるので割と使えるカードです。
なお「ガラルバリヤード」は強化拡張パック「VMAXライジング」に収録されています。
ジラーチV
「ジラーチV」は便利な特性を持っていて、さらにわざで相手バトルポケモンを「ねむり」にすることができるカードです。
特性の「ねがいのかけはし」は、自分のポケモンVが相手のわざダメージできぜつした場合にそのポケモンの基本エネルギーを他のポケモンに付け替えることができます。
そして、わざの「ヒプノストライク」を使えば、おたがいのバトルポケモンを「ねむり」状態にして時間稼ぎができます。
後で紹介する「からくりアーム」を付けておけば、相手バトルポケモンだけを「ねむり」にすることができるので相性が良いです。
なお「ジラーチV」は拡張パック「タイムゲイザー」に収録されています。
ネッコアラ
「ネッコアラ」は特性とわざで「ねむり」状態をうまく使って戦うカードです。
「ネッコアラ」は特性「ゆめおち」を持っていて、このポケモンが「ねむり」状態なら、相手ポケモンのわざダメージで倒されても、相手はサイドを取ることができません。
そしてわざの「たおれこむ」は60ダメージを与えて、このポケモン(ネッコアラ)を「ねむり」にします。
つまり、「ネッコアラ」の「たおれこむ」で自分を「ねむり」にしておけば、相手に倒されたとしても特性「ゆめおち」で相手はサイドを取れないため、一方的にダメージを与えることができます。
もちろん、自分のターン終了時のポケモンチェックの際にコイントスが表で「ねむり」が回復されることもあるので、確定ではないのですが、場合によってはかなり厄介な戦い方ができますね。
なお「ネッコアラ」は拡張パック「スペースジャクラー」に収録されています。
からくりアーム
「からくりアーム」は、「ねむり」を利用して戦うためのポケモンのどうぐ(グッズ)です。
「からくりアーム」をポケモンに付けていると、そのポケモンは「ねむり」や「マヒ」状態でもわざを使うことができます。
本来ならば「ねむり」や「マヒ」で行動制限を受けるところが、実質的にその特殊状態を無効かできることになります。
先ほど紹介した「ジラーチV」はお互いのポケモンを「ねむり」にするのですが、「からくりアーム」を付けておけば、相手だけが「ねむり」によって行動制限を受けることになります。
「ネッコアラ」も自身を「ねむり」にしつつ戦うカードなので、「からくりアーム」と相性が良いですね。
自分を「ねむり」にしてしまうようなポケモンとの相性が抜群なので、そのようなカードをデッキに採用する場合には入れておきたいところです。
なお「からくりアーム」は強化拡張パック「ダークファンタズマ」に収録されています。
さいごに
「ねむり」は相手の行動を封じて時間稼ぎができる効果を持つ特殊状態です。
確実性には欠けますが、「ねむり」をうまく使うことができれば場合によってはとても強く立ち回れますし、こちらが不利な時に逆転の目を作ることができます。
逆に相手に「ねむり」を使われると思った以上に面倒なので、進化やポケモンをいれかえる方法できっちり対処していきましょう。
「ねむりデッキ」のような「ねむり」を主体に戦うデッキはあまり見かけませんが、使ってみると楽しいかもしれませんね(かなりめんどくさいので嫌われるかも?)。
「ねむり」以外の状態異常についても以下の記事で解説しています!ぜひ参考にしてくださいね。
コメント