ポケモンカードバトルでは、どく、マヒ、ねむり、やけど、こんらんという5種類の特殊状態への理解が必須になります。
今回の記事では、そんな特殊状態の中で「やけど」について詳しく解説していきます。
具体的にはポケモンカードのバトルにおける、「やけど」のルール、回復する方法、「やけど」を使うおすすめのポケモンカードなどをまとめます。
「やけど」と「どく」の違いなどややこしい部分もあるのですが、できるだけ簡単に説明していきますね。
ポケモンカードを始めたばかりの人で「やけど」の意味や治し方がわかっていない人はこの記事を読んでおけば「やけど」のルールに迷うことはありません。
ポケモンカード「やけど」になるとどうなる?
ポケモンカードのバトル中にバトルポケモンが「やけど」状態になると、そのポケモンは「やけど」が治るまでポケモンチェックの際に20ダメージを受け続けます。
例えば、相手のターンに自分のバトルポケモンが「やけど」になると、相手のターン終了時のポケモンチェックで2個ダメカンを乗せ(20ダメージ)、「やけど」のまま自分のターンが終了するとまた2個ダメカンを乗せる(20ダメージ)ことになります。
このように、バトルポケモン「やけど」状態だと、相手ターンと自分ターンの1往復で合計40ダメージぶんのダメカンを乗せる必要があるのです。
ただ、「やけど」の場合、そのポケモンの持ち主がポケモンチェックの際にコインを投げて表を出せば「やけど」は回復します。
コインが裏なら「やけど」は継続したままになります。
ちなみに、ポケモンチェックの際のダメージとコインの順序は、「ダメカンを2個乗せる→コインを投げる」という順番になりますので間違えないように注意しましょう。
なお、ポケモンカードのバトル中に、バトルポケモンが「やけど」になったらやけど状態を示すためにそのカードに「やけどマーカー」を乗せます。
「やけど」と「どく」の違い
ポケモンカードバトルの特殊状態の中でも「やけど」と「どく」はターン毎にダメージを受けるという点で共通しています。
しかし、「やけど」と「どく」には次のような違いがあるので覚えておきましょう。
このように、「やけど」の方が1度に与えられるダメージは多くなりますが、「どく」とは異なり毎ターン自然回復する可能性があります。
ポケモンカード「やけど」の治し方
それでは、ポケモンカードバトル中に「やけど」状態になったバトルポケモンを回復する方法について説明します。
「やけど」状態は自分、相手のターン終了時のポケモンチェックでコインを投げて表なら自然回復します。
しかし「やけど」を回復するのはそれだけではなく、次の方法でも治ります。
「やけど」の治し方を一つずつ簡単に説明します。
ポケモンチェック時にコインで表を出す
「やけど」は「どく」と異なり、自然回復の可能性があります。
自分のターンや相手のターンが終わってポケモンチェック時にコインを投げて表が出ると「やけど」が治ります。
コインで裏が出るとそのまま「やけど」が続くのですが、50%の確率で自然回復するので割と簡単に治ります。
ただ、この方法だと確実に「やけど」が治るわけではないですし、「やけど」は治らなかったら20ダメージを受け続けるのでかなり痛いです。
次に紹介する回復方法を駆使して「やけど」に対処していきましょう。
ベンチに下げる
「やけど」になったバトルポケモンをベンチに逃がすことができれば「やけど」状態から回復します。
「やけど」になったらそのバトルポケモンで「にげる」を使うのが一番簡単な治し方ですね。
他にも、例えば、「ポケモンいれかえ」や「あなぬけのひも」などのグッズカード、「とりつかい」などのサポートカードといった入れ替えカードを使えば、バトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えて「やけど」を回復できます。
進化させる
ポケモンカードのルールとして、ポケモンが進化すると状態異常はすべて治ります。
「やけど」状態になったバトルポケモンが進化前のたねポケモンなら、進化することで「やけど」をなくすことが可能。
進化できるたねポケモン限定の方法にはなりますが、万が一バトル場のたねポケモンが「やけど」になったら、「ハイパーボール」や「しんかのおこう」などを使用して進化ポケモンを持ってくるとよいですね。
状態異常回復カードを使う
ポケモンカードの中には、「やけど」を含めて状態異常を回復できるカードが存在します。
例えば、次のようなカードを使用すると「やけど」から治ります。
- ポケモンセンターのお姉さん(サポートカード)
- なんでもなおし(グッズカード)
- ガラルギャロップ(ポケモンカード)
状態異常を治すためだけにデッキの枠を使用するのは少々もったいないですし、ベンチに逃げたり進化させたりすれば「やけど」は簡単に治るのでそこまでおすすめはできませんが、、、
一応「やけど」などの状態異常を回復できるカードがあることは頭に入れておきましょう。
ポケモンカード「やけど」の重複など細かいルール
「やけど」になった場合はダメカンを2個乗せて、ポケモンチェック時にコイントスで表なら「やけど」が治る、裏なら治らないというが基本的なルールです。
「マヒ」や「ねむり」などのように行動制限はありません。
また、「やけど」状態は、「どく」、「マヒ」、「ねむり」、「こんらん」といった状態異常と重複します。
※「マヒ」と「ねむり」と「こんらん」はそれぞれ重複せず、どれか一つにしかなりません。
新しく受けた状態異常が優先されるので、例えば、「ねむり」の特殊状態であるポケモンが「マヒ」になると、「ねむり」がなくなり「マヒ」だけになります。
ポケモンカード「やけど」を使うおすすめカード
ポケモンカードバトルで「やけど」を使う強いポケモンカードを紹介します。
「やけど」は20ダメージを与えるので地味に強く、うまくコンボで使えるとかなり厄介なやけどデッキが作れますよ!
ヒスイバクフーンV
「ヒスイバクフーンV」は無条件で相手バトルポケモンを「やけど」にするわざを持つポケモンです。
わざの「こがす」はエネルギーが無くても使うことができて、相手のバトルポケモンを「やけど」状態にします。
もしも相手が「やけど」治せずに自分のターンが回ってきたら、そのポケモンは「やけど」でダメカンが4個乗っているので、「ヒスイバクフーンVTAR」に進化してVSTARパワーわざの「カゲロウスター」を使うことで、相手バトルポケモンをきぜつさせることができます。
なお、「ヒスイバクフーンV」は、強化拡張パック「バトルリージョン」に収録されています。
エースバーンVMAX
「エースバーンVMAX」は確定やけどわざを持つカードです。
「キョダイカキュウ」を使えば230ダメージを与えながら、相手ポケモンを確定で「やけど」にできます。
「やけど」が付与されるとダメカンを2個確定で乗せることになるので、実質250ダメージということ。
後ほど紹介する「カエンジシ」や「マルヤクデ」と組み合わせると多くのポケモンを倒すことができるのでおすすめです。
なお「エースバーンVMAX」は「いちげき・れんげき スタートダッシュキャンペーン第2弾」のプロモカードなので、オンライントレカショップなどで探しましょう。
ウツドン
「ウツドン」は相手ポケモンを「どく」と「やけど」にできる特性を持っているカードです。
特性の「きけんなねんえき」は、「ウツドン」を手札から出して進化させたときに、相手バトルポケモンを「どく」と「やけど」にします。
わざを使わずに相手バトルポケモンを「やけど」にできるので使い勝手が良く、1進化なので発動条件も割と簡単です。
「やけど」だけじゃなく「どく」にもするので、一度のポケモンチェックで3個もダメカンを乗せることができて地味に強力です(30ダメージ)。
なお「ウツドン」は拡張パック「連撃マスター」に収録されています。
からくちスパイシーカレー
「からくちスパイシーカレー」は自分のバトルポケモンをやけどにする(それとHPを40回復する)という効果を持つグッズカードです。
相手ポケモンではなく自分のポケモンを「やけど」にしてしまうので弱いのでは、、、?と思われるかもしれません。
確かに普通に使うとHPを40回復する以外はあまり意味がないカードなのですが、他のカードと組み合わせることで使えることがあります。
例えば、「ヒスイマルマインV」は自身が受けている特殊状態の数×100ダメージを与えるので、自分のバトルポケモンを「やけど」にできる「からくちスパイシーカレー」と相性が良いです。
「からくちスパイシーカレー」は他のカードとうまく組み合わせることで化ける可能性があるカードなので、何枚か手に入れておくと後々役に立つかもしれませんよ。
なお「からくちスパイシーカレー」はジムバトル参加者のみが貰えるジムプロモパック第8弾収録のプロモカードなので、オンライントレカショップなどで探しましょう。
燃えるスカーフ
「燃えるスカーフ」は、このカードを付けた炎ポケモンが相手からわざでダメージをうけた際に、そのポケモンを「やけど」にできるポケモンのどうぐ(グッズカード)です。
「燃えるスカーフ」を付けているだけで相手からすれば心理的にわざを使いづらい状況になるので、割と厄介なカードです。
「炎デッキ」や「やけどデッキ」を作る際にはかなり便利なカードなので何枚か採用してみても面白いかもしれませんね。
なお「燃えるスカーフ」は強化拡張パック「VMAXライジング」に収録されています。
カエンジシ
「カエンジシ」は相手バトルポケモンを「やけど」状態にできるカードと相性が抜群のポケモンです。
特性の「しゃくねつオーラ」は、「カエンジシ」を場に出しているだけで、相手バトルポケモンが「やけど」で乗せるダメカンを4個(40ダメージ)に増やします。
もしも相手が「やけど」を回復できずに自分のターンが返ってくると、相手ポケモンは80ダメージを受けることになるのでかなり強力。
一応、「カエンジシ」自身も、「ほのおのキバ」というコインを投げて表の場合に「やけど」にできるわざも持っています。
「やけどデッキ」を作る際にはぜひ入れたいポケモンだと思います。
なお「カエンジシ」は強化拡張パック「バトルリージョン」に収録されています。
マルヤクデ
「マルヤクデ」は「やけど」状態からの回復を阻害することができるポケモンカードです。
「オーバーヒーター」という特性を持っていて、「マルヤクデ」を場に出している限り、相手の「やけど」状態のポケモンはポケモンチェックでコインの表を出しても「やけど」を治せません。
「やけど」を放置しておくと相手と自分のターンが変わる度に20ダメージが積み重なってかなりうっとうしいので、「やけど」を中心に戦うデッキにはぜひとも採用したいですね。
また、「マルヤクデ」自身もわざの「バーストインフェルノ」で、130ダメージを与えながら相手ポケモンを確定で「やけど」状態にできます(必要エネは多いですが、、、)。
なお「マルヤクデ」は拡張パック「連撃マスター」に収録されています。
さいごに
「やけど」は回復できないと20ダメージを受け続ける厄介な特殊状態です。
自分のポケモンが「やけど」になっても大丈夫なように「やけど」の治し方を覚えて対策を練っておきましょう。
逆に自分が「やけどデッキ」などを作って戦う際には、今回紹介したようなカードをうまく組み合わせると強く戦えます。
他の特殊状態とも重複するのでうまく組み合わせることができれば、なかなかに楽しいデッキが作れるかもしれません。
「やけど」などの特殊状態をうまく使うことでポケモンカードバトルの戦略性が大幅に広がるので、今回説明した内容をしっかりと頭に入れておいてください。
「やけど」以外の状態異常についても以下の記事で解説しています!ぜひ参考にしてくださいね。
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